2016年12月07日

会派視察A-岩沼市

市民連合・凛風会 行政視察 A宮城県岩沼市2016/11/15 9:00~
【視察項目】1・お買い物ミニディ事業について
      2・災害復興事業について(千年希望の丘事業)
宮城県の南部に位置し、仙台市の南17.6kmある岩沼市は、農業・商業を主体とし工業都市の性格も加わるなど、仙台市のベッドタウンとして現在、人口4万4000人を有しています。平成23年3月11日の東日本大震災では、沿岸部を襲った津波などにより183名の死者、行方不明1名、住宅など1954棟が全半壊するなどの甚大な被
害を受けました。あれから5年。岩沼市は「震災復興計画」を策定し、復興に向けて一歩一歩邁進していまた。当日は、副市長、議長、復興都市整備課長など6名の皆さんに対応していただきました。紙面を借りてお礼申し上げます。
IMG_1879.JPG岩沼市.JPG
※岩沼市役所にて

1・お買い物ミニディ事業について
高齢者が安心して暮らし続けることのできる地域づくりの一環として、閉じこもり予防と、買い物支援を結び付け「送迎付きの通いの場」の提供を目的とした事業。生活機能訓練として買い物・体操・レク、昼食を食べながら交流を図っている。
●実施主体 事業者委託
●利用者・参加人数 65歳以上の虚弱な高齢者(要支援1・2相当)10名程度(3コース)
●実施場所 市内商業施設
●利用代  400円+昼食代
●送迎   タクシー会社に委託及び、シルバー人材センター委託の2通り。
※高齢化の進む名寄市においても「買い物弱者」が今後増えることは間違いなく、街に出ての買い物は、様々な良い刺激・楽しみとなることから、先進的な取り組みであり、見習うべき事業である。

2・災害復興事業について(千年希望の丘事業)
●千年希望の丘事業 街の沿岸部など市の48%をのみこむ20mの大津波を体験し、物理的に完全防御は不可能と          の認識を深め、岩沼市では「減災」の考え方で基本構想を進めていました。
          復興都市整備課長に、千年希望の丘をご案内いただき説明を受けました。

          沿岸部に15基の丘を平成25年〜27年度の3カ年計画で整備。(国の都市公園事業で採択)          丘には震災廃棄物から再生した資材を造成土として、約6割に活用。
●復興基金の募集  国内外に呼びかけ復興寄付の募集が行われており、その原資も千年希望の丘築造にあてら          れている。平成28年3月末現在まで1億1222万円余りが寄せられている。
●第1号丘(モデル丘 *写真下)
th.jpg 丘.jpg
※千年希望の丘 メモリアルパーク内にある高さ8mの第一号丘(モデル丘)。
 モデル丘の頂上には屋根部分にはシャッターを引くと「小屋」になる仕掛けが備わっている。
●植樹支援による植栽…植樹祭
          平成25年6月に、いのちを守る森の防潮堤推進東北協議会や瓦礫を活かす森の長城プロ           ジェクトなどから約3万本の苗木の支援を受け、ボランティア4千500人による植樹が行
          われた。
【感想】
植樹による「緑の防波堤」で津波の勢いを減じ、避難場所として瓦礫を再利用して「丘」を作るなど、1000年に1度と言われる大津波を経験した岩沼市は、大自然の災害と対峙するのではなく共存していくための道を模索していました。
それは、大自然の力の前に、人間の無力さを認識した上で、どう最小の犠牲で済ませるかという「減災」の思考に大いに学ばせていただきました。
20mの津波の前に8mの丘…と、最初は頼りなく思えましたが、説明後に見た避難丘はなんだか頼もしく見えました。お忙しい中対応していただきました岩沼市副市長をはじめ、ご案内いただきました復興都市整備課長など皆さんありがとうございました。 【 報告者:佐久間 誠 】




posted by makoto at 14:07| 日記