2015年10月26日

子ども考A 子育て講演会「しつけと虐待」

10月24日、名寄市総合福祉センターで「子育て講演会」が開かれ、名寄市立総合病院の診療部長で小児科医師である平野至規先生が「しつけと虐待」のテーマでお講演され、話を伺う機会を得ました。
この講演会は、子育て・親育ての会(吉田征子代表)が主催し開かれたものです。
パワーポイントを使っての講演では、虐待には身体的虐待、性的虐待、ネグレクト(養育怠慢)、心理的虐待があり、このうち実父によるものが約47%、実母が同36%で、平成26年の北海道における相談件数は2000件あったとのこと。
しつけと虐待の違いは、子どもにルール・マナーを教えるしつけに対し、子どもが怯える・心に傷を負わす、人権を無視し暴力で従わせるのが虐待であり、虐待を受けても、子どもは「お母さんは本当は自分を愛しているんだ。でも、自分が悪いことをしたから怒っているんだ」と思っている。また、なぜ虐待の連鎖が起きるのかについて@自分がされて嫌だったことを記憶し、効果的であると思ってしまうA親がやったことは間違いないと思う(他の方法を知らない)などの点をあげました。
虐待の連鎖を断ち切るためには@親を孤立させない、立ち直るきっかけを与えるA子供には虐待のない安全な環境を提供する--そのために社会が取組むことは多いと話されました。
印象的だったのは、プレパレーション(心の準備)について「子どもでもきちんと説明すれば理解してくれる。説明することで不安が和らぎ、押さえつけないでも採血や点滴ができるようになる」と小児科医の自身の
経験からお話された点で、私も過去の子育てや現在子どもが孫を育てている様子を思い浮かべて「なるほど」と考えさせられました。
講演が終了した後は、参加者をいくつかのグループに分けて意見交換がされました。
その中では、子どもが産まれてすぐ働きたいが保育所が少ない、若いお母さんがリフレッシュする時に子どもを預かってくれる「ファミリーサポート」のニーズが多い。まちなかの空き店舗を活用しやれないか、名寄に来たばかりだが市の各種制度について転勤族でもわかりやすく情報をつかめるように・・・・などのご意見もいただきました。
行政としてなすべきこと、制度として確立されていないことなどしっかりと議会の場で取り上げてゆきたいと思います。
posted by makoto at 15:26| 日記

2015年10月24日

「子ども」考@〜子どもの権利救済とまちづくり〜

一昨日、今日と二つの講演会に参加する機会を得ました。
順を追って掲載します。
10月22日は名寄市立大学道北地域研究所が主催した「子どもの権利救済とまちづくり」をテーマに、千里金襴大学の吉永省三教授をお招きしての市民公開講座。
お話の中で教授は、学校が地域社会と連携して「まちの中で子どもを育てる」という「子育ての社会化」を考えるという視点の必要性を訴えられました。
とりわけ、1985年頃から「いじめ、貧困、虐待」が深刻さを増す中で、侵害される子どもの権利に私たちはどう向き合っていくかという点について、吉永教授は、大人と子どもの関係不全を指摘します。
子どもの話を聞かない大人や社会。子どもを問題解決の主体とみなさない大人、子どもに「解決」をあてがう大人の問題を指摘し、「個人的問題」から「公共的・社会的課題」とする真ん中に子どもの意見表明・参加・主体回復を入れることの重要性を説きました。
つまり、問題解決の主体はあくまでも「子ども」であり、大人は子どもの権利基盤の確立、側面からのアプローチをサポートする役回りに徹することが大切だと強調されました。
次に、学校とまちの新たな関係、まちと子どもの関係をどう確立するかとの視点から、「子育て」ではなく「子育ち」から生まれる新たな連関として、子どもは「まち」が育てていくもので「学校」はまちの一部という捉え方。〜このあたりは、「子どもは社会の財産であり」したがって、「社会が子どもの育つ環境を担保すべきもの」との私の考えとピッタリ…と一人納得〜
講師は、1996年の国連人間居住会議での @すべての人々が自分の暮らすまちの形成と発展に参加する。 Aすべての関係する人々とのパートナーシップを築く-との視点から、子どもにやさしいまちづくりとして第一番に子どもの参加をあげられました。そのあとに、「法律、計画、組織、予算、影響評価、定期報告書、子どもの権利に関する広報・宣伝・教育、子どもオンブズマン…」とし、子どもが利用できるツールが、まちのシステムとして用意されていることの必要性が指摘されました。

子どもとのパートナーシップ、相互・協働の主体としてとらえ、今後のまちづくりに活かしていきたいと改めて感じました。

posted by makoto at 17:32| 日記

2015年10月16日

会派視察➍-完

10月8日、最後の視察先である兵庫県赤穂市を訪れました。研修内容は「地域住民にも、職員にも優しい病院の取組」「第二期基本構想」などについて意見交換をさせていただきました。赤穂市民病院の中島副院長(兼事務局長)など5人がたいおうしていただきました。播州赤穂義士で有名な赤穂市は人口26万人。兵庫県西端に位置しています。赤穂市民病院は平成10年に現在の場所に移転し、現在北側に2棟、立体駐車場と共に建築中でした。
診療科目21診療科、396床(一般392床、感染4床)で患者さん7名に対して1名の看護体制を取っています。平成25年、新人看護師さんのための「寺子屋」を院内に開設。リアリティショックの緩和と基礎看護技術の復習など、ベテラン看護師の配置でメンタルサポートとタイムリーに困っていることを教育することに努めているとのことでした。
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※寺子屋内部の様子
こうした努力により、平成26年の看護師の離職はゼロ。また、8月末から透析患者の送迎をスタートさせ、「地域住民にも、職員にも優しい」地域医療の指定病院として頑張っていました。
「働きやすい病院」をめざし職員安全委員会を開催し、院内暴力への対策なども講じられていました。
お忙しい中、丁寧に研修に対応していただき心から感謝いたします。
----会派研修 完-----



posted by makoto at 20:38| 日記